原因と結果で覚える鎌倉〜室町|入試の正誤で落とさない

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鎌倉〜室町が「用語は知ってるのに落とす」状態をほどく

“原因→できごと→結果”で並べると、正誤と組み合わせが強くなる

守護と地頭、南北朝、幕府の弱体化。言葉は覚えたのに正誤問題で落ちる。
その取りこぼしは暗記量より、出来事のつながり(原因と結果)が弱いサインになりやすい。

原因
できごと
結果
対比
セット暗記

鎌倉〜室町は「用語の暗記」で固めると混ざる。なぜ必要→何が起きた→何が変わったで決めると乱れにくい。

この記事でそろえること

  • 取りこぼしが出る場所(症状チェック)
  • 原因の切り分け(3パターン)
  • 頻出論点の因果のつなぎ方
  • 混同語のセット整理
  • 家庭で回す15分運用

必要なところから手を入れる

悩み→原因→流れの順に戻れる

鎌倉〜室町は、用語がある程度入っていても点が安定しない範囲になりやすい。
典型は、正誤問題で「それっぽい」選択肢に引っかかる形だ。
この取りこぼしは、知識不足というより因果の根拠が作れないことが原因になっている場合が多い。

ここでそろえるポイント
  • 制度・出来事を「原因→できごと→結果」で一文にする
  • 混同語は“似ている点”より“差”だけを決める
  • 正誤問題は「主語→内容→結果」の根拠を作って処理する
  • 家庭で回せる短時間運用(翌日の確認つき)に落とす

まず状況整理|どこで詰まっているか

チェック

鎌倉〜室町の取りこぼしは「暗記が足りない」だけでは説明できないことがある。該当が多いほど、因果の組み直しが効く。

正誤で落ちるサイン
  • 守護と地頭の違いが「説明」になると止まる
  • 南北朝は知っているが、室町につながらない
  • 幕府が弱くなる理由が「人物」だけになっている
  • 選択肢の言い回しで迷って、根拠が作れない
整理できているサイン
  • 制度を「目的→結果」で一文にできる
  • 南北朝を「原因→結果」で語れる
  • 弱体化を「地方の力」から説明できる
  • 正誤は「主語→内容→結果」で処理できる

原因の切り分け|典型パターン3つ

症状→原因→修正行動

パターン1:制度が「名前当て」になっている
  • 症状:守護・地頭などが出ると混乱する
  • 原因:「目的」と「対象」が抜け、制度の差が定まっていない
  • 修正行動:制度を目的→内容→対象→結果で一文にし、似た語と並べて差だけ残す
パターン2:南北朝が「出来事の暗記」で止まっている
  • 症状:南北朝は知っているのに室町の問題で落ちる
  • 原因:原因(背景)と結果(終結後の影響)が抜けている
  • 修正行動:「なぜ割れた→どう争った→何が残った」の3点で決める
パターン3:弱体化を「人物の順番」で覚えている
  • 症状:室町後半が単語の並びになり、正誤で乱れる
  • 原因:「なぜ弱くなるか」の仕組みが定まっていない
  • 修正行動:弱体化を地方の力が強まる→統制が難しい→争いが増えるで因果を決める

鎌倉〜室町の頻出論点|因果で先に決める

点数に直結

鎌倉〜室町は範囲が広く見えるが、正誤で落とさないためにまず固めたいのは4本柱になる。
それぞれを「原因→結果」で言えるようにすると、選択肢処理が安定する。

論点 原因(なぜ必要?) 結果(何が変わる?)
守護・地頭 全国を直接動かせないため、地方を管理する仕組みが必要 地方に権限が広がり、のちの弱体化(統制困難)に結びつく
南北朝 政治の中心が割れ、正統性をめぐる対立が起きる 争いの経験が残り、室町政治の動きに影響が続く
幕府の弱体化 地方の力が強まり、幕府の統制が効きにくくなる 争いが増え、まとまりが乱れやすくなる(正誤で問われやすい)
混同語(セット) 似た語を同じ箱に入れると、差が消える 「差」だけ決めると、正誤の根拠が作りやすい
判断ポイント
  • 制度は目的が言えるか(名前だけだと乱れる)
  • 南北朝は結果が言えるか(出来事暗記だと室町につながらない)
  • 弱体化は地方の力から説明できるか(人物順では根拠が薄い)

組み直しの流れ|今日・今週・今月

ステップ式

今日
4本柱を「原因→結果」で1行化
  • 守護・地頭:なぜ必要→何が変わる
  • 南北朝:なぜ割れた→何が残る
  • 弱体化:なぜ弱い→何が増える
  • 混同語:差だけを短文で決める
今週
セット暗記を運用に落とす
  • 似た語は2つ並べ、差だけ口頭で言う
  • 一文が言えたら、翌日にメモなしで再現
  • 乱れたら「原因不足/結果不足」を追記
暗記を点数に変えるやり方はここで補強:
社会の暗記を点数に変える流れ
今月
正誤問題で検証(根拠の一文)
  • 選択肢を「主語→内容→結果」に分解
  • 根拠が作れないものはいったん置く→消去へ
  • 外したら“差”か“因果”のどちらが弱いか記録

よくあるミスと修正|誤答例→直し方

症状→原因→修正行動

誤答例1:守護と地頭を同じ「地方管理」で処理して外す

原因:差が一文になっていない。

直し方:「守護=治安・軍事」「地頭=土地・年貢」のように、役割を分けて一文にする。

誤答例2:南北朝を“争いがあった”で止めて室町で乱れる

原因:結果(終結後の影響)が抜ける。

直し方:「なぜ割れた→どう争った→何が残った」を3点で決めて、次の時代につなげる。

誤答例3:弱体化を“人物の並び”で覚えて正誤の根拠が作れない

原因:「なぜ弱くなるか」が仕組みとして定まっていない。

直し方:弱体化を「地方の力が強まる→統制が難しい→争いが増える」の因果で決める。

混同・読み違い・処理の流れの落とし穴は、先に把握しておくと再発が減る。
社会で間違えやすいポイントの整理

家庭での回し方|週の組み方/確認方法/声かけ

15分運用

1回15分のやり方
  • 5分:論点1つの「原因」を言う
  • 7分:「結果」を言い、関連語を2つだけ足す
  • 3分:翌日用に「原因→できごと→結果」を1行メモ
丸つけ基準とミスノート(3項目)
  • 丸つけ:正誤より根拠の一文が作れたか
  • ミスノート:①不足(原因/結果)②混同語(差)③次の一文
  • 翌日:メモなしで同じ一文が言えるか確認

FAQ

3〜6問

Q. どこから手を付けるべき?
A. まず4本柱(守護地頭/南北朝/弱体化/混同語)を「原因→結果」で一文にする。次に混同語を“差”で決めて、正誤で検証する。
Q. 正誤が当てずっぽうになる
A. 選択肢を「主語→内容→結果」に分解し、根拠の一文を作る。作れないものはいったん置いて消去へ回す。
Q. 混同語が多くて整理できない
A. 2語ずつに分け、「似ている点」ではなく「差」だけを一文で決める。差が言えれば正誤の根拠が作れる。
Q. 年号はどの程度必要?
A. 因果の一文ができてから、転換点の年号を補助として乗せる。年号先行だと根拠が薄くなる。
Q. 家庭での確認は何を見ればいい?
A. 正誤より「根拠の一文」が作れたかを見る。翌日にメモなしで言えれば定着が進んでいる。

次に読む

鎌倉〜室町の因果がまとまったら、次は「歴史全体の土台」「暗記運用」「間違い方つぶし」の優先で選ぶと迷わずに済む。
どこから直すべきか判断に迷う場合は、先に全体像を整理してから進むと選びやすい。

判断の前に|今の悩みを切り分ける

歴史・地理・公民のどこで点が止まっているかを整理し、次に読む1本を決める入口。


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歴史の基礎(全体)を固め直す

時代のつながりを「流れ中心」でまとめ直して、他時代の取りこぼしも減らす。

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暗記を点数に変える運用

ミスノートと翌日チェックまで含めて、覚え方を点数仕様にする。

暗記の流れを確認する

間違い方を先につぶす

混同・読み違い・選択肢処理の落とし穴をまとめて先回りする。

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講座

家庭学習で因果の一文まで作れても模試で安定しない場合は、
どこで根拠が乱れているか(原因不足/結果不足/対比不足)を点検すると組み直しが早い。

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まずは4本柱を「原因→できごと→結果」で一文にする。
ここが固まると、鎌倉〜室町の正誤の取りこぼしが減る。

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