雨温図の読み方|季節風・梅雨・台風まで一気に分かる
雨温図の「読めたはず」を点数に変える
雨温図は追えるのに、設問になると手が止まってしまう
気温と降水量の線は読めるのに、梅雨・季節風・台風を問われると根拠が言えない。
こうしたつまずきは知識不足というより、見ているポイントの順番が乱れて起きることが多いです。
気温差
降水の山
乾湿の季節
降水の山
乾湿の季節
雨温図を「暗記の補助」ではなく、判断の根拠を引き出す道具として使うために、
まずはこの3点を身につけましょう。
まず状況整理|どこでつまずいているか
チェック項目
当てはまる数が多いほど、雨温図が「読めていない」のではなく「判断に変換できていない」状態に近いと言えます。
- 気温の高低だけで地域を決めている
- 降水量の合計は見るが、山の位置(季節)を見ていない
- 「夏に雨が多い=梅雨」とすぐに判断している
- 季節風・台風は別々に覚えていて、雨温図と結びついていない
- 選択肢を絞り込まず、最初の印象で選んでいる
- 根拠を聞かれると、言葉だけが先走ってしまう
ここで増やすべきは暗記の量ではなく、見る順番を習慣にすること。順番が決まると、用語は「当てはめるだけ」になります。
原因の切り分け|よくある3つのケース
症状→原因→見直しのポイント
改善へのステップ|今日・今週・今月
ステップの組み方
今日
3分で「見る順番」を定着させる
- 気温の一番高い月と低い月を確認(その差を見る)
- 降水量の山が何月に来ているかを見る
- 乾いている季節と雨の多い季節を言葉にする
今週
現象とつなげて根拠を作る
- 夏に雨が集中している → 梅雨や台風を考える
- 冬に雨(雪)が多い → 季節風の影響を考える
- 気温差が小さい → 海の近くである可能性を考える
判断の軸を揃えるために、地理の基礎整理を一度通しておくとスムーズです。
地理の判断軸を揃える(資料問題への準備)
地理の判断軸を揃える(資料問題への準備)
今月
選択肢を見極める流れを作る
- 「すべてに共通する」といった選択肢は最後まで取っておく
- 具体的な数値がある選択肢は図と照らし合わせて検証する
- 用語だけの選択肢は図で根拠を確認して判断する
雨温図の「3つの重要ポイント」確認
| 見る項目 | 具体的に何を見るか | 言い換え(答えの根拠) |
|---|---|---|
| 気温の差(年較差) | 最高気温の月−最低気温の月の差 | 内陸か、海の影響が強い地域か |
| 降水の山 | ピークが6月頃か9月頃か/冬に多いか | 梅雨/台風/季節風の可能性 |
| 乾湿の季節 | 雨が少ない月はいつか | 季節による偏り=地域の特徴 |
よくあるミスと修正|誤答例→直し方
その場で直す
誤答例1:夏の雨はすべて梅雨
原因:台風による降水の山を見落としている。
直し方:降水のピークが6月か9月かを確認し、山がなだらかか急激かもヒントにする。
誤答例2:日本海側=ただ冬が寒い
原因:気温の低さだけで地域を特定しようとしている。
直し方:冬の降水量(雪)の多さを一番の根拠にし、気温は補助的に見る。
誤答例3:用語を並べるだけで終わる
原因:なぜそうなるかというつながりが抜けている。
直し方:「風の向き→湿った空気→降水」という順序で説明し、最後に地域名を出す。
家庭での進め方|週の計画・確認・声かけ
取り組みやすくする
1回15分の流れ(雨温図2枚)
- 最初の3分:気温差・降水の山・乾湿の3点を言葉にする
- 次の8分:選択肢を先ほどの3点に照らし合わせて消去する
- 最後の4分:根拠を一文にまとめてみる(つながりを意識)
丸つけと見直しノート(3項目だけ)
- 丸つけ基準:正解かどうかより理由を言えたか
- 見直しノート:①見落とした月 ②勘違いした現象 ③次はどこから見るか
- 翌日の確認:前日の見直しノートを確認して別の図で再現する
声かけは「どの月をチェックした?」から始めると、反省や感想に流れにくくなります。暗記に頼りすぎている場合は、一度やり方を見直すと改善が早いです。
社会の暗記を点数に変える(進め方の決め方)
社会の暗記を点数に変える(進め方の決め方)
よくあるご質問
よくある確認
あわせて読みたい|判断力を高めるために
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雨温図の読み取りは、地理の資料問題全体に繋がります。
次は「判断の基準を揃える」か「短期で改善する」かで選ぶとスムーズです。
どこから直すべきか迷う場合は、まず全体像を整理することをおすすめします。
手を広げすぎず、まずは雨温図の「3つの重要ポイント」を安定させることが得点への近道です。
状況に合わせて、次に取り組むことを選んでみてください。
状況に合わせて、次に取り組むことを選んでみてください。
コラム
本科「歴史の完成」≪8回完結講座≫
歴史分野は「いつ」「どこで」「何が」起きたのかを有機的に理解すること、 通り一遍の言葉で言うならば「流れを意識する」ことが求められる分野です。 したがって、時代別に別々のものとして覚えようとしても、分野別(政治・文化……など)に学習を進めようとしても、 それだけでは十分な学習効果を上げることが出来ません。当塾では、時代背景とその中の様々な事象を結び付けていくことで、付け焼刃でない深く理解をさせるように指導を行っていきます。




