地理の学習カリキュラムと学習指針
地理の学習カリキュラムと学習指針
01.地形・気候
Ⅰ.日本列島の位置
・地球における日本という国の地理的な位置をしっかり理解する必要があります。
・国土の大きさ・島の数・四大島の大きさについて具体的な数値を記憶しておきましょう。
・国土における最北端・最南端等の重要な島、周辺海域を流れる主な海流について理解しましょう。
・日本の抱える領土問題については、係争相手とその対象を学習するようにしましょう。
・排他的経済水域の意義とその広さを理解するようにしましょう。
Ⅱ.地形①:山地と山脈
・国土のおよそ4分の3が山地のため、山地と山脈を学習することでその土地で発展する産業を知ることができます。
・山地と山脈を学ぶことで、これから学習する川や湖、平野などについての理解がしやすくなるので、しっかりと学習していく必要があります。
・その土地の気候などを関連づけて理解していきましょう。
・覚えることが多いように思えますが、地域ごとに分けて覚えたりなどして特色をつかんでいきましょう。
Ⅲ.地形②:川と湖
・日本三急流や、川の長さなど出題されやすい川は特に場所と名称を覚えておく必要があります。
・まずは代表的な川を覚えたら、この後学習する平野や盆地と合わせて、それぞれ川や湖の特徴を学習していくと、関係性も含めて覚えやすくなります。
・流域面積とは、川が流れている面積のことを指します。川の長さと流域面積は同義ではないので、混同しないように注意しましょう。
・川など水辺で発展する産業、それと関連する事象を理解するために、しっかりと国土の地形を学習しましょう。
Ⅳ.地形③:平野と盆地ほか
・平地の種類(平野・盆地・台地)それぞれの土地の特徴を覚えましょう。
・土地の特徴を知り、川や海などそれらが成り立つ環境を学習することと、それぞれの場所を覚えることを並行していきましょう。
・日本の地形と川や湖、平野・盆地などを覚えることで、その土地で向いている産業について理解することができます。
・地形と産業が密接にかかわりあっているということを意識して学習を進めていきましょう。
・覚えるべきことが多く、一気にまとめて覚えることは難しいので、徐々に覚えていきましょう。
・ラムサール条約について学び、該当する日本の代表的な場所はきちんとおさえておきましょう。
・世界文化遺産や世界自然遺産は場所・名称はもちろんのこと、世界遺産登録の経緯や成り立ちを時代の流れとともに学習していきましょう。
・世界遺産については歴史と地理の両方の立場から出題されます。両方の観点から学習し、理解を深めましょう。
Ⅴ.気候と雨温図
・日本の海流や季節風による気候の変化など、気候のちがいの原因を理解しましょう。
・日本の地形と位置が重要なポイントとなるため、それらについて学習が不十分であると感じる場合は再度きちんと学習しておきましょう。
・季節風について学び、季節風のもたらす影響について学習しましょう。
・季節風の影響で現れる降水量や気温の違いを学習しましょう。
・雨温図の構成を学習し、きちんとデータを読み取れるようにしましょう。
・日本では主に6つある雨温図を識別できるようにしましょう。
・雨温図にはその土地の特徴が凝縮されています。しっかりと学習し、そのような雨温図になる理由を説明できるようにしましょう。
02.農林水産業
Ⅰ.日本の農業
・農業と土地は密接に関わりあっています。日本の地形・土地について学習を深めていきましょう。
・日本は土地柄、稲作が中心となっています。稲作のさかんな地域の平野・盆地の場所と名前、お米の名称を覚えておきましょう。
・日本での畑作の土地の特徴、畑作がさかんな地域を学びましょう。
・畑でつくられる作物は何の原料となるのか学習しましょう。
・日本各地、土地や気候に合わせて様々な野菜が生産されています。生産方法と場所、それらの特徴を学習しましょう。
・工場で加工されたり、工業の原料となったりする作物を工芸作物と呼びます。主な工芸作物の生産地と種類を覚えましょう。
・日本は様々な気候や地形のため、さまざまなくだものが生産されています。主なくだものの生産地と種類を学習しましょう。
・畜産業のさかんな地域を学び、主な家畜の生産地と種類を学習しましょう。
・稲作、畑作、工業作物、くだもの、畜産業、それぞれの生産量のランキングは出題の頻度が高い問題となっています。しっかり答えられるように覚えておきましょう。
・日本は国内自給率が非常に低くなっています。食糧の自給率の中で米の自給率が高い理由と日本の対策について説明できるようにしましょう。
・食糧の自給率が高いものと低いものの代表的なものを学び、その原因を学習しましょう。
・おもな農産物の輸入先とその種類を学習しましょう。
・近年「食の安全性」を求めて様々な取り組みがなされています。有機農業と産地表示について、その内容を理解しましょう。
Ⅱ.日本の水産業
・日本が漁業がさかんになった理由を歴史の流れに紐づけて理解しましょう。
・日本の主な漁場2か所を学び、場所と漁業がさかんな理由を学習しましょう。
・とる漁業には3種類あります。それぞれの種類をきちんと理解できるようにしましょう。
・遠洋漁業がおとろえた理由を、歴史的背景を学習し、説明できるようにしましょう。
・育てる漁業には2種類あります。それらの種類と内容を学習しましょう。
・主な漁港の名称・場所を覚え、そこでとれる魚などの種類を覚えましょう。
Ⅲ.日本の林業
・日本の国土のおよそ4分の3が山地、3分の2が森林です。そして、日本の森林の3分の2が針葉樹林です。混同しないように注意しましょう。
・日本の天然の三大美林の場所と名称を学習しましょう。
・人工の三大美林の場所と名称を学習しましょう。
・近年、木材の輸入が増えています。かつての主な輸入先と現在の主な輸入先、そして輸入先が変わった原因を理解しましょう。
・木材の輸入先の内訳を学習しましょう。
03.工業・都市の発展
Ⅰ.工業地帯
・太平洋べルトの位置を把握し、太平洋ベルトについての学習をしっかりしましょう。
・日本は鉱物の博物館と呼ばれていて、種類はあれど量をたくさんとることができません。海沿いに工業地域が集中している理由を説明できるようにしましょう。
・工業地域と工業地帯を混同しないようにしましょう。
・工業地帯は戦後とくに経済成長期に発展した地域を指します。歴史的背景を学習してより理解を深めましょう。
・工業地帯のそれぞれの場所・主な工業を学び、特徴をつかみましょう。
・三大工業地帯について、全国の工業製品出荷額の割合と、それぞれの工業地帯の出荷額の割合のグラフは頻出問題となっています。しっかり覚えておきましょう。
・工業地帯の主な工業の特徴をつかむことで、その地域で何が発展しているかを理解することができます。特徴をきちんとおさえておきましょう。
Ⅱ.工業地域
・戦後、とくに高度経済成長期(1960年ごろ~1973年)に発展した地域を工業地域と言います。
・工業地域は、戦前に発展した地域を指します。歴史的背景を学習してより理解を深めましょう。
・工業地域が発展するときは土地が必要となります。工場が進出した理由を学びましょう。
・工業地域のそれぞれの場所・主な工業を学び、特徴をつかみましょう。
Ⅲ.伝統工業
・伝統工芸品の認定方法と、おもな伝統工芸品を覚えておきましょう。
Ⅳ.工業をめぐる諸問題
・典型七公害のそれぞれの名称とそれが起こる原因を学習しましょう。
・日本で最初の公害問題は、足尾銅山鉱毒事件です。これが起こった原因を時代背景とともに学習しましょう。
・四大公害病の病名・発生した地域・その原因物質は頻出問題となっています。すべて答えられるようにしましょう。
・日本の貿易のかたちは、加工貿易が主となっています。
・加工貿易の変化が起こった経緯と現状について理解し、説明できるようにしましょう。
Ⅴ.都市の発展
・政令指定都市の場所とその内容について学習しましょう。
・過密によって起こる問題について学習しましょう。
・過疎によって起こる問題と、特に過疎地域と高齢者・限界集落について理解しましょう。
当塾では様々な内容の個別指導を実施しております。実施詳細につきましてはコチラをご確認下さいませ。
当塾の取り組み
当塾では、本科講座「地理の完成」で、地理をスピーディー高品質な講義を展開いたします。
本科講座「地理の完成」≪8回完結講座≫のお申込み・お問い合わせはコチラをご覧ください。
当塾では、教室型の授業のほかに、オンラインでも受講可能です。また、学習したいポイントをピンポイントで学習できる、単発講座もございます。
1人1人に合わせた個別授業で地理の学習をサポートいたします。