社会のアルファベット略称一覧【中学社会】国際機関・地理・公民の頻出語をランク別に整理
UN(国連)・NGO(非政府組織)・APEC/OPECなど、社会の本文や資料でアルファベット略称が出てくると、意味が取れずに設問全体が止まりやすくなります。ここでは、中学受験〜高校入試で頻出の略称を「分野別×重要度ランクA〜C」で整理し、略称→日本語名→役割を一言で言える状態を作ります。
最重要:まず押さえる略称(日本語名+一言)
| 略称 | 日本語名(正式名称) | 一言でいうと |
|---|---|---|
| UN | 国際連合(国連)/United Nations | 世界の国が集まり、平和・安全や国際協力を進める国際機関 |
| NGO | 非政府組織/Non-governmental organization | 政府ではない民間の団体が、人権・環境・貧困などに取り組む |
| LDC | 後発開発途上国(最貧国)/Least Developed Countries | 発展途上国の中でも、特に開発が遅れている国々 |
| APEC | アジア太平洋経済協力会議/Asia-Pacific Economic Cooperation | アジア太平洋地域で、貿易や経済の協力を進める枠組み |
| ODA | 政府開発援助/Official Development Assistance | 発展途上国の開発や福祉のために行う政府の援助 |
| GDP | 国内総生産/Gross Domestic Product | 一定期間に国内で生み出されたモノ・サービスの“付加価値”の合計 |
| UNICEF | 国連児童基金/United Nations Children’s Fund | 子どもの命・健康・教育などを支える国連の組織 |
| UNHCR | 国連難民高等弁務官事務所/Office of the United Nations High Commissioner for Refugees | 難民を守り、支援する国連の機関 |
| UNEP | 国連環境計画/United Nations Environment Programme | 地球環境の保全を進める国連の機関 |
| WTO | 世界貿易機関/World Trade Organization | 貿易のルールを整え、国どうしの争いを減らす国際機関 |
UN系の見分け方(超重要)
- UN+何か なら「国連関係の組織」の合図(例:UNICEF=子ども、UNHCR=難民、UNEP=環境)
- テストは「略称→日本語名」だけでなく、役割(何をする?)まで問われやすい
混同しやすい用語のミニ解説
UN(国連)とは?(何をする組織か/テストでの問われ方)
一言でいうと:世界の国が集まり、平和と安全、国際協力を進めるための国際機関。
テストでの問われ方:「国連のはたらき」や「国連の主要なしくみ(総会・安全保障理事会など)」が定番。PKOなど、国連の活動名がセットで出ることもあります。
覚え方のコツ:U=United(連合)/N=Nations(国々)。「国の“連合”=国際連合」と結びつける。
NGOとは?NPOとの違い(中学受験で必要な範囲に限定)
一言でいうと:NGOは政府ではない民間の団体(人権・環境・貧困・国際協力など)。
テストでの問われ方:「政府(国)ではないのに、国際問題の現場で活動する団体」として登場しやすい。国際協力(ODAとセット)の文脈で出ることも。
覚え方のコツ:NGO=Governmentが“No(ない)”。※NPOは「非営利(利益目的ではない)」を表す言い方で、国内の団体にも広く使われます。
発展途上国の英語略は何がある?(LDCなど、出題されやすい言い方とセットで)
一言でいうと:発展途上国は英語で developing country(ies)。その中でも特に開発が遅れた国々をLDC(後発開発途上国/最貧国)と呼びます。
テストでの問われ方:「LDC=最貧国」は頻出。「発展途上国への支援(ODA)」とセットで資料問題に出やすい。
覚え方のコツ:LDC=Least Developed Countries。「いちばん(Least)開発(Developed)が遅い国々」と分解して覚える。
3文字略語の覚え方(“語頭で意味を推測する”コツを短く、例つき)
一言でいうと:3文字略語は最初の1文字(または2文字)で“ジャンル当て”すると覚えやすい。
- O=Organization(機関)が入りやすい:WTO(World Trade Organization)
- D=Development(開発)が入ると「開発・援助」系が多い:ODA(Official Development Assistance)
- GP(Gross Product)が入ると「経済の大きさ」系:GDP(Gross Domestic Product)
- UN+何か は国連ファミリー:UNICEF/UNHCR/UNEP など
次の一手:略称暗記を「得点」につなげる(講座・塾情報)
略称は“丸暗記”に見えて、実際は「分野(公民/国際/経済)で整理」→「一言説明」→「資料問題で使う」の順に固めると伸びやすいです。ここまでの一覧で詰まりが出る場合は、目的に合わせて次を使い分けてください。
- 単発講座:直近の弱点(用語・資料・時事など)を短期で補強したい場合
- 本科コース(オンライン):地理・歴史・公民をまとめて“得点設計”から立て直したい場合
頻出アルファベット略称一覧
ここからは、中学受験社会で押さえておきたいアルファベット略称を、分野ごと・ランクごとに整理して紹介します。
国連など(国際機関)
ランクA
UNESCO(ユネスコ) – 国連教育科学文化機関。世界中の教育、科学、文化に関する大切な仕事をしています。文化遺産の保存、教育の向上、異なる国と文化の理解を促進します。
UNICEF(ユニセフ) – 国際児童基金。子どもたちの権利と幸福を守り、医療・食料・教育などの援助を提供します。
WTO – 世界貿易機関。貿易のルールを作り、貿易を公平に行う手助けをします。
WHO – 世界保健機関。病気の予防や医療の向上に取り組みます。
IOC(国際オリンピック委員会) – 2022年度入試限定。オリンピックを主催し、運営やルール作りを行います。
ランクB
UNHCR – 国連難民高等弁務官事務所。難民を助け、安全な場所と支援を提供します。
UNEP – 国連環境計画。地球環境を保護し、持続可能な社会に向けた取り組みや提案を行います。
PKO(国連平和維持活動) – 紛争終結後、平和を維持するために派遣される国連の部隊です。
IAEA – 国際原子力機関。原子力の平和利用と核兵器の拡散防止に取り組みます。
WFP – 世界食糧計画。飢えに苦しむ人々に食料を提供します。
ランクC
ILO – 国際労働機関。労働者の権利を守り、働きやすい環境を作るために働きます。
IMF – 国際通貨基金。国際的な経済の安定と協力を支援し、金融危機の予防に取り組みます。
UNCTAD – 国連貿易開発会議。発展途上国の経済成長を促進し、国際貿易の公平性を確保するために活動します。
組織・連合など
ランクA
EU(ヨーロッパ連合) – 経済的な協力と平和を促進する組織。共通通貨ユーロ、人や物の自由な移動などが特徴です。
ASEAN(東南アジア諸国連合) – 東南アジアの国々が連携し、経済的な協力や平和の維持に取り組む組織です。
BRICS – ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の5か国のグループ。新興国として影響力を高めています。
NGO(非政府組織) – 市民が立ち上げ、環境・人権・貧困などの社会問題に取り組みます。
ランクB
G7 – 7つの先進国が集まり、経済的な協力や政策調整を行います。
OECD – 経済協力開発機構。経済政策や国際協力に関する情報を提供します。
APEC(アジア太平洋経済協力会議) – 経済的な協力と貿易促進を目指す会議体です。
ランクC
G20 – 世界経済の問題を協議する20か国・地域の枠組みです。
NPO(非営利組織) – 利益ではなく、社会的な問題の解決を目的とする組織です。
OPEC – 石油輸出国機構。石油の価格と供給を調整する国際的な組織です。
NIES(新興工業経済地域) – 韓国、台湾、香港、シンガポールなど、急成長している経済地域を指します。
条約・協定など
ランクA
FTA(自由貿易協定) – 2つの国や地域が貿易を促進し、関税を削減する協定です。
EPA(経済連携協定) – 貿易と経済協力の協定。FTAより広く、人の移動やサービスなども含めて連携を深めます。
NAFTA(北米自由貿易協定) – アメリカ、カナダ、メキシコ間で貿易を自由化する協定です。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定) – 太平洋地域の国々が、貿易と経済協力を推進するために結んだ協定です。
ランクB
COP21 – 気候変動枠組条約第21回締約国会議(パリ協定)。温室効果ガス削減の枠組みを決めた会議です。
NPT(核拡散防止条約) – 核兵器の拡散を防ぐための国際協定です。
CTBT(包括的核実験禁止条約) – 核実験を禁止するための国際協定です。
INF全廃条約 – 中距離核戦力全廃条約。中距離の核兵器を削減・廃棄する合意です。
USMCA – NAFTAを見直して締結された北米の新しい自由貿易の枠組みです。
RCEP – 地域的な包括的経済連携。アジア太平洋地域の15か国が自由貿易を進める構想です。
その他の重要略称
- ODA:発展途上国への支援(援助の目的・種類とセットで)
- GDP:経済指標(“付加価値”の合計、グラフ・資料問題で)
- LDC:最貧国(ODAや国際協力とセットで)
「略称→日本語名→一言説明」を言えるようにしたら、次は資料(グラフ・地図・会議の背景)の中で使って、意味が取れるかを確認します。
保護者の方向け:社会の伸ばし方・塾の情報(入塾検討の入口)
略称が苦手な状態は、社会全体で「用語の理解→資料読解→記述/選択」のどこかが詰まりやすいサインにもなります。状況に合わせて、短期補強か、全体設計の立て直しかを選ぶと進めやすいです。
- 単発講座:単元・分野を絞って、短期間で穴を埋めたい
- 本科コース(オンライン):地理・歴史・公民をまとめて、得点源へ作り直したい
本科「公民の完成」≪6回完結講座≫
当塾では、地歴の知識とも絡めながら「国家の理念とその実現」「現在の統治制度の背景」を軸に、 しっかりとした理解に基づいた体系的な知識を得てもらうように指導を行っていきます。



